800万円の負債について任意整理により利息約673万円を免れた事例
事案の概要
Aさんは、お子様の教育費や接待交際費のために借入やカード利用を行ない、800万円近くの負債を負ってしまいました。
解決までの流れ
Aさんにお話をお伺いしたところ、負債については分割して返済していきたいとのことでした。収支状況を確認したところ毎月約16万円を返済原資に回すことが可能だったのでAさんの希望を尊重し、任意整理での解決を図ることにしました。
コメント
交渉の結果、すべての債権者と、将来利息無し、5年60回払い(一部債権者は3年36回払い)の条件で和解を取り交わすことができました。返済総額は約880万円、毎月の返済額は約15.4万円です。
もし、将来利息を負担しながら880万円を毎月15.4万円の返済で完済しようとすると、延べ102回、利息込みで総額約1553万円を支払ってようやく完済に至りますので、和解締結により利息約673万円の負担を免れ、返済期間も半分程度の期間で収まったことが分かります。
弁護士に任意整理の手続きを依頼し、将来利息をカットすると経済的利益はかなりのものとなります。