競輪等のギャンブルで作った負債200万円を0円にした事例
事案の概要
Xさんは、6年程前から競輪等のギャンブルを始めました。当初は収入の範囲内で遊戯しておりましたが、次第に賭け額・頻度が増え、ギャンブルに対する支出が自身の生活を圧迫するようになってしまいました。
しかし、そのような状況に陥ってもXさんは競輪をやめることができず、3年前からは金融業者からお金を借りて競輪を続けました。
たまには大きく当たることもありましたがトータルでは大きく負け越しており、借金は減るどころか増えてしまい、最終的にはXさんの負債は約200万円まで膨れ上がってしまいました。
Xさんは、自力での生活再建が困難だと判断し、当事務所に相談されました。
解決までの流れ
Xさんと面談しお話をお伺いしたところ、200万円を分割で返済することは現実的ではありませんでした。また、Xさんは高額な資産を一切保有しておりませんでしたので、破産手続で解決する方法を選択されました。
コメント
Xさんが負債を増やした要因の一つに競輪等のギャンブル行為がありました。免責不許可事由に該当する行為ではありましたが、浪費をしてしまった過去を猛省していること、現在は競輪等を止めていること、をしっかりと説明し、裁量免責という形で免責を得ることができました。