世帯収入の補填で作った約370万円の負債を0円にした事例
事案の概要
Aさんのご主人は、個人事業主として飲食店を開業しておりました。
4年前、Aさんのご主人は新たに飲食店を開業しましたが、思うような集客を得られず半年足らずで閉店となってしまいました。また、もともと開業していた飲食店も客足が悪くなり赤字経営に陥ってしまいました。
ご主人の収入が途絶えたことによりAさん一家の生活費が不足したことから、Aさんは借入を行なうことで世帯の生活費を補填しました。
結果、Aさんは約370万円の負債を負うことになりました。返済を続けても負債が減らず自力での生活の再建は困難だと判断されたAさんは当事務所に相談されました。
解決までの流れ
Aさんにお話をお伺いしたところ、370万円を分割で返済することは現実的ではありませんでした。また、Aさんは高額な資産を有しておりませんでしたので、破産手続で解決を図ることにしました。
なお、Aさんのご主人は1年前に別の弁護士先生に依頼し破産を終えているとのことでした。
コメント
世帯収入不足による生活費の補填で負債を増やしており、換価対象となるような高額財産も有していないことから、本件は同時廃止事件として受理され、免責を得ることができました。