洋服や通販での浪費による約1560万円の負債を0円にした事例
事案の概要
Aさんは、職務上のストレス発散を主たる目的として、15年ほど前から洋服や服飾品等を自身の収入の範囲を超えて購入するようになりました。購入費用は主に銀行のカードローンからの借入で捻出しました。
また、5年ほど前からは深夜テレビで流れているテレビショッピングにはまってしまい、バッグや家電等を購入するようになりました。これらに対する支出も借入やクレジット払いで支払いました。
結果、Aさんの負債は約1560万円まで膨れ上がってしまいました。借入及びクレジットカードの枠が限度に達し、自力での生活再建が困難だと判断し、当事務所に相談されました。
解決までの流れ
Aさんにお話をお伺いしたところ、収入状況から鑑みて1560万円を分割で返済することは現実的ではありませんでした。また、Aさんは高額な資産を持っておりませんでしたので、破産手続で解決を図ることにしました。
コメント
Aさんが負債を増やした要因は浪費であり、その金額は非常に高額でした。免責不許可事由に該当する行為ではありますが、浪費をしてしまった過去を猛省していること、現在は浪費を止めていること、をしっかりと説明した結果、裁量免責という形で免責を得ることができました。