複数名に対して暴行をした依頼者が、不起訴になった事例
事案の概要
Xさんは、酒に酔って知人とトラブルになったところ、これを制止しようとした見ず知らずの2名に対し、暴行を加え、逮捕されました。
Xさんは、処分保留で釈放になった後、当事務所に相談に来られました。
解決までの流れ
当事務所の弁護士は、依頼者に対し、今後の見通し(被害者の方と示談ができた場合とできなかった場合)について丁寧に説明し、被害者の方と示談をする方針を提案し、了承を得ました。その後、弁護士は、すぐに検察官に連絡をし、事件の詳細について、Xさんからの話だけではわからない部分を含め、確認を取りました。
その上で、被害者の方達と連絡を取り、示談の話し合いを進めました。被害者の方達に対しても、依頼者の処分の見通しや、経済状態等について説明し、被害者の方達の言い分も丁寧に聞き取るなど、真摯にやり取りさせていただく中で、被害者の方達全員と示談が成立しました。
その後、当事務所の弁護士は、被害者の方達と示談が成立したことを書面にまとめ、検察官に提出しました。その結果、検察官はXさんを不起訴にしました。
コメント
暴行事件は、被害の程度にもよりますが、被害者の方との示談成立の有無が、その処分に大きく影響を与えます。ところが、通常、加害者が、被害者と接触することは許されませんから、示談をすることは困難です。そうした時、弁護士に依頼することで、被害者の方との示談をすることが可能になります。
Xさんは、当事務所の弁護士を活用することで、前科を付けずに解決をすることができました。