キャバクラでの浪費による約350万円の負債を0円にした事例
事件の概要
8年前、Jさんは勤務先の上司に連れられてキャバクラに行くことが多々ありました。当初は上司の負担で楽しんでいたものの、キャバクラの魅力にはまってしまったJさんは次第に一人で通うようになりました。キャバクラ代は所有していたクレジットカードのクレジット枠(リボ枠)で決済していたため負債は増えてしまいました。
一時期は自発的にキャバクラ通いを止め負債を減らすことに成功したのですが、転職や引越等の環境変化によるストレスの発散のためにキャバクラ通いを再開してしまいました。既存のクレジットカードのみならず新規に作成したクレジットカードのクレジット払いを利用してキャバクラ代の支払ったこともあって負債額は急増してしまいました。
最終的に負債が約350万円まで膨れ上がってしまい、自力での生活再建が困難だと判断したJさんは、当事務所に相談されました。
解決までの流れ
Jさんから事情を確認したところ、①収入状況からみて350万円を分割で返済することは現実的ではないこと、②高額な資産等を有していなかったこと、から破産手続で解決を図ることにしました。
コメント
Jさんが負債を増やした主たる要因はキャバクラに対する浪費でありました。免責不許可事由に該当する行為ではありますが、浪費をしてしまった過去を猛省していること、現在は浪費を止めていること、をしっかりと説明した結果、裁量免責という形で免責を得ることができました。