大企業と取り交わした契約書をチェックし、当該契約のリスクを指摘した事例

事案の概要

X社は、Y社と業務委託契約を締結しました。X社は、Y社が大企業であったことから、今後の取引も見据え、契約内容については交渉できないまま、契約を締結していました。X社は、締結した契約におけるリスクについて、取引が本格的に始まる前に把握したいと考え、当事務所に相談に来られました。

解決までの流れ

当事務所の弁護士は、まずはX社やY社が所在する業界事情等を聞き取った上、業務委託契約を締結するに至った経緯、当該契約の目的や、当該契約によって行われる業務の流れなど、契約書からだけではわからない事情を詳細に聞き取りました。

その上で、弁護士は、契約書を一文一文精査し、X社に対し、当該契約に存在するリスクを指摘しました。また、当該リスクの発生可能性や、そのリスクが発現した場合の取りうる手段についても説明しました。

コメント

本来であれば、企業間取引において、契約締結前にその内容について交渉を行い、自社に不利な条項を排除すること等が必要となりますが、取引先が大企業であれば、現実的にそのようなことができないことが多々あります。そのような時、せめて締結した契約に、どのようなリスクがあるか、どのようなことが生じると、自社にどのような不利益が生じることがあるか、事前に把握しておくことが重要となります。

そうした際、日頃、契約締結の代理を行う弁護士が契約書を精査することで、見逃しがちなリスクを洗い出し、より正確にリスクを把握し、今後の対処方針を固めることが可能になります。

X社は、当事務所の弁護士を活用することで、事前に契約上のリスクを把握することができ、今後の方針を固めることができました。

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