旅費・交際費や奨学金による負債約835万円を0円にした事例
事案の概要
6年前、Gさんはクレジットカードを作成し、食材や日用品の購入の際にリボ払いを利用しておりました。当初の利用額は少額であったため返済が滞るようなことはありませんでした。
しかし、次第に金銭感覚が麻痺し支出水準が上がってしまったことを理由に負債は増加の一途を辿ってしまいました。
3年前、Gさんは交際を開始しました。交際相手の職業柄、地方へ出向いて交際を重ねる必要があり、地方へ出向くための交通費や宿泊費用、交際費をクレジット払いや借入で捻出しました。
最終的に一般債権の総額が450万円まで至り、返済が困難となったGさんは当事務所に相談されました。
解決までの流れ
Gさんから事情を確認したところ、①奨学金を含めたGさんの負債総額は約835万円であったこと、②収入状況からみて835万円を分割で返済することは現実的ではないこと、③高額な資産等を有していなかったこと、から破産手続で解決を図ることにしました。
コメント
Gさんが負債を増やした要因として旅費・交際費に対する支出という浪費行為がありました。浪費は免責不許可事由に該当する行為ではありますが、浪費をしてしまった過去を猛省していること、現在は浪費を止めていること、をしっかりと説明した結果、裁量免責という形で免責を得ることができました。