痴漢で逮捕された依頼者が、早期に釈放され、不起訴処分となった事例
事案の概要
Xさんは、電車で痴漢をしたとして、迷惑防止条例違反で逮捕されました。
解決までの流れ
初回接見のとき、Xさんは、「事実関係については争うつもりはないが、長期間身体拘束されてしまった場合、会社を解雇されてしまうので、できるだけ早く身柄解放されたい」ということを、弊所の弁護士に打ち明けました。
弊所の弁護士は、Xさんの生活状況を聴き取ったところ、Xさんには、半同居している友人がいることがわかり、その友人に身元引受人になってもらえる可能性が高いことがわかりました。そこで、弊所の弁護士は、友人と連絡を取ったところ、身元引受人となることを了承してもらうことができました。
その後、弊所の弁護士は、裁判所に対し、勾留決定に対する準抗告を申し立てた結果、この申立てが認められ、Xさんは釈放されました。そして、Xさんは会社を解雇されず、仕事を続けることができました。
また、Xさんの釈放後、弊所の弁護士は、被害者の方と連絡を取り、示談を成立させることができました。そして、最終的には、Xさんは不起訴処分となり、今までどおりの生活に戻ることができました。
コメント
逮捕後、勾留されてしまった場合でも、勾留決定に対する準抗告等をすることによって、勾留期間満期前の釈放が可能になることも少なくありません。また、早期の釈放のためにはスピードが重要です。ご家族やご友人が勾留されてしまった場合には、できるだけお早めに刑事事件を取り扱っている弁護士にご相談されることをおすすめします。