性被害に遭った女児が、示談金を獲得した事例

事案の概要

未成年のXさんは、成年のYさんと交際していました。

交際中、Xさんは、ホテルでYさんに下半身を触られる等しました。未成年であり、異性との交際経験が無かったXさんは、Yさんにされるがままでしたが、行為を振り返った時に、自分が被害に遭ったと思い至り、警察に被害届を出しました。

ところが、XさんとYさんが交際関係にあったことや、証拠が乏しいこと等を理由に、一向に捜査が進展しませんでした。

困ったXさんとXさんの両親が、当事務所に相談に来られました。

解決までの流れ

当事務所の弁護士は、すぐにYさんと連絡を取りました。

Yさんとしては、Xさんとは真剣交際であり、Xさんにした行為も、Xさんが嫌がっているとは考えていなかったと述べました。

弁護士は、Yさんの言い分にも耳を傾けるとともに、Yさんに対し、XさんとXさんの両親の考えや、今後の捜査の流れを伝える等して、話し合いを重ねました。

そうしたところ、Yさんは、Xさんに対して謝罪するとともに、示談金を支払い、今後、Xさんに接触しないことを誓約しました。

コメント

交際関係にあったとしても、性被害は生じうるものです。

ところが、交際関係にあることや、行為が密室で行われること等から、被害に遭ったことを立証することは困難であり、捜査機関も及び腰になるケースもあります。

そうしたとき、弁護士を間に入れることで、相手と話し合い、示談金の支払いや、今後に向けた誓約をさせることが可能になる場合があります。

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