弁護士の介入で適正な慰謝料と携行品の賠償額を獲得した事例

事案の概要

Ａさんは赤信号で停車中に後ろから自動車に追突されてしまいました。Ａさんは頚椎捻挫と診断されましたが4か月間病院に通い無事症状は改善しました。しかし、Ａさんは自動車のトランクにしまってあったゴルフクラブが事故の衝撃で破損してしまいましたので、その分の補償を受けたいと考えていました。ところが、加害者の保険会社から提示された示談金は相場と比べてもかなり低い金額で、ゴルフクラブの補償も認めない内容でした。納得ができないＡさんは、賠償額の増額交渉を依頼するため、当事務所にお越しいただきました。

解決までの流れ

弁護士が保険会社の提示した示談内容を確認すると、慰謝料は自賠責基準で算定した低い金額でゴルフクラブの補償も因果関係が不明との理由で支払を拒否する内容でした。

そこで弁護士は、裁判基準で適正な金額を算定し、Ａさんの慰謝料が満額認められるべきであること、ゴルフクラブの損傷について事故が原因である事情を保険会社に主張しました。

その結果、最終的には保険会社はＡさんの請求金額のほぼ満額を支払うことを承諾し、当初の提示から約90万円を増額することができました。

コメント

交通事故に遭われた場合、保険会社から提示される慰謝料は低額であるケースが多いです。また、着衣や携行品に損害が発生した場合、その損害額や因果関係を保険会社が否定することも稀ではありません。しかし、提示された賠償金額をそのまま受け入れる必要はありません。弁護士ならば適正な金額を算定し、保険会社と示談交渉することで、賠償金の増額を目指します。示談金についてご不明な点がございましたら専門家である弁護士に相談されることをお勧めします。