投資詐欺や転職後の接待費などで増大した約1400万円の負債を約280万円に圧縮した事例
事案の概要
Mさんは、平成25年8月に仕事(金融機関)の営業で訪問した会社の代表と思しき人物の投資話に誘われ70万円を投資しました。以降も、その代表に言われるがまま投資し、最終的に約300万円になりました。初めのうちは投資差益(リターン)がありましたが、1年程度経過すると連絡が取れなくなり、ようやく投資詐欺と気付きました。また、Mさんは、平成29年10月に転職するにあたり、前職の顧客を転職先の顧客に誘うべく、クラブやゴルフなどの高額の接待費用として借入れを繰り返しました。最終的に1400万円を超える債務に悩んだMさんは、このままでは返済ができなくなると考え当事務所に相談に来られました。
解決までの流れ
Mさんから事情を詳しく聞いたところ、実際の債務は1418万円で、収入が回復傾向にあったこと及び金融機関に勤務していたことから、個人再生で解決を図ることにしました。
コメント
Mさんは、個人再生の申立ての準備に真摯に協力し、当事務所においても、債権者に対して時々の現状を丁寧に説明した結果、再生計画の書面決議において債権者から同意をいただき、最終的な債務1418万円を80%カットし、残った約283万円を4年で返済することになりました。