203万円の負債について任意整理をして利息約188万円を免れた事例
事案の概要
Aさんは、子の教育費や生活費補填等のために借入を行ない、3社に対し総額約200万円の負債を負うに至りました。
勤務先の経営不振を理由に給与が下がり、返済に窮するようになったことから、毎月の返済額が軽くなるよう交渉してもらおうと当事務所に相談されました。
解決までの流れ
Aさんにお話をお伺いしたところ、分割で返済をしていきたいとの希望でした。
長期分割が組めた場合は返済が可能であったことから任意整理で解決を図ることとしました。
コメント
債権者との交渉の結果、1社は、将来利息無し・3年36回払いの条件で、2社については将来利息無し・5年57回払いの和解を取り交わすことができました。
返済総額は合計203万円、1~3年目の毎月の返済額は約4.4円、4年以降の返済額は約2.3万円となりました。
なお、将来利息を負担しながら上記の条件で返済をした場合、延べ124回、利息込みで総額約391万円を支払って完済となりますので、和解を取り交わすことで利息約188万円を免れたことになります。
弁護士に任意整理の手続きを依頼し将来利息をカットすると経済的利益はかなりのものとなります。