高校生が電車内で痴漢をしたケースで被害者と示談が成立し家裁不送致で解決した事例

事案の概要

高校3年生のAさんは、ある日、通学途中の電車内で女子高生の臀部をスカートの上から触る痴漢行為をしてしまいました。女子高生に取り押さえられてしまったAさんはそのまま駅員に連れて行かれ、臨場した警察官に引き渡されました。幸いAさんは逮捕されず、警察署まで迎えに来た両親と一緒に帰宅しました。今後の捜査や手続の流れが分からなかったAさんと両親は、当事務所にご相談くださいました。

解決までの流れ

Aさんが行った痴漢行為は迷惑防止条例違反に該当する犯罪行為ですので、家庭裁判所に送致されて処分を受ける可能性がありました。

Aさんから依頼を受けた弁護士は、早速被害者側と接触し、示談を申し入れました。被害者は未成年でしたので交渉の窓口は女子高生の父親でしたが、途中から代理人の弁護士が介入したため、被害者側の代理人弁護士と話をしました。

被害者側は未成年ということもあって被害感情を強く持っていましたが、当事務所の弁護士は、Aさんが真摯に反省していること等を説明し、示談に応じるよう説得しました。

相手方との協議を重ねた結果、示談金50万円の支払とAさん直筆の謝罪文を渡すことで示談がまとまりました。

示談書を交わした後、示談金を支払い、すぐに捜査機関にその旨を連絡したところ、Aさんは家庭裁判所に送致されることなく、本件を解決することができました。

コメント

少年は警察で事情聴取を受けましたが、早い段階で弁護人が付き、弁護人が被害者と示談交渉を進めていった結果、被害者及び被害者の保護者が少年の謝罪を受け入れてくれました。そして、被害者及び被害者の保護者は少年の真摯な反省を評価し、被害届を取り下げてくれました。その結果、警察は本件を検察や家裁に送致しないとの判断を下し、少年は家庭裁判所の調査や審判を受けることはありませんでした。

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