約360万円の負債について任意整理で交渉を行ない、和解締結日までの遅延損害金と将来利息を0とすることに成功した事例

事案の概要

Aさんは、学生時代に奨学金の貸与を受けておりましたが、一身上の事情によりその支払いを一回もしておりませんでした。
債権者からの督促を無視し続けた結果、高額の訴訟予告がなされてしまいました。
困ってしまったAさんは当事務所に相談されました。

解決までの流れ

相談時にAさんから提出された資料を確認したところ、奨学金債務の負債額は約360万円であり、その内訳は元金が約210万円、遅延損害金が約150万円(損害金利率10.0%)でした。
また、Aさんの負債状況や資産状況を確認したところ、破産手続きで解決することが相応ではありませんでした。
担当弁護士は、この点をしっかりと説明したうえでAさんと方針を協議し任意整理での解決を図ることとしました。

コメント

担当弁護士は、まず債権者に対し、返していく方針で進めたいので現在までに付された遅延損害金をカットするよう交渉しました。粘り強く交渉を続けた結果、遅延損害金150万円については免除してもらえることとなりました。
次に担当弁護士は、元金210万円について分割弁済の和解を取り交わすべく交渉しました。交渉の結果、「将来利息無し」「毎月約3.6万円の5年60回払い」の条件で和解を取り交わすことに成功しました。
なお、弁護士を間に入れなかった場合、負債額約360万円について遅延損害金利率10.0%を負担しながら返済していくこととなります。
仮に、上記の条件を毎月3.6万円の弁済で行なった場合、220回(約18年)、合計で約790万円を支払ってようやく完済に至りますので、弁護士に依頼して任意整理を行なったAさんは、返済総額的にも返済期間的にも大きなメリットを受けることができました。

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