連絡を無視する加害者から無事賠償金を受け取ることができた事例

事案の概要

Ａさんは自動車を運転して住宅街を走行していたところ、対向からＢさんが運転する自動車が接近してきました。
現場は狭い路地で自動車がすれ違うには少し狭い状況でしたので、Ａさんは自動車を停止させてどうしようかと迷っていたところ、Ｂさんの自動者は減速することなくそのままＡさんの自動車の側方を通過しようとしました。
すると、Ｂさんの自動車の右側面がＡさんの自動車の右側面に接触し、Ａさんの自動車は損傷してしまいました。
事故後、ＡさんとＢさんは警察を呼び、お互い連絡先を交換してその場を去りました。
後日、Ａさんが自動車の修理費用を請求するためＢさんに電話をかけたところ、Ｂさんは電話に出ることなく、その後もＡさんからの連絡を無視し続けました。
Ｂさんの対応に不安を感じたＡさんは、Ｂさんから適正な賠償を受けたいと考え、当事務所にご相談されました。

解決までの流れ

Ａさんから依頼を受けた当事務所の弁護士は、早速Ｂさんに対し修理費用を請求する催告書を送付しました。
すると催告書を送付してから2週間後、Ｂさんが加入する保険会社から連絡があり、保険会社がＡさんの自動車の修理費用を支払うことになりました。
その後、保険会社はＡさんの自動車の損害確認を行い、見積書記載の修理費用全額を支払うことを承諾しましたので、Ａさんは無事、損害賠償金を受け取ることができました。

コメント

交通事故が発生した際、通常はお互いの保険会社が窓口になって話し合いを進めることが多いですが、中には当事者が保険の使用を渋り、保険会社が出てこないケースもあります。
そのような場合、相手方本人と直接示談交渉をしないといけなくなりますが、相手方本人とやり取りするのは心理的負担が大きいだけでなく、相手方が誠実に対応しないリスクもあります。
そのような場合でも、弁護士から請求すれば、相手方にインパクトを与え交渉が進む可能性があります。
弁護士は初めの段階から示談交渉などを全て代わりに行いますので、相手方との交渉に不安がある方は、すぐに当事務所にご相談ください。