高次脳機能障害5級で、将来介護費を含む7000万円以上の賠償金を獲得した事例

事案の概要

Aさんはバイクに乗って信号機のない交差点を通過しようとしたところ、交差道路から一時停止の規制を無視して交差点に進入してきた四輪車に衝突されてしまいました。
この事故で、Aさんは、脊髄損傷、腰椎破裂骨折、びまん性軸索損傷等の大怪我をしてしまいました。
入院は約6か月に及び、最初の10日間程は意識不明の状態でした。

退院時には、事故直後に比べると相当程度回復したものの、脳機能に関わる記憶力低下・集中力低下等の症状が治りきらないことに不安を感じ、相談に来られました。

解決までの流れ

受任後、Aさんはさらに1年ほど治療を継続したものの、やはり症状が無くならないため、後遺障害の手続きを行うことになりました。
その結果、高次脳機能障害の後遺障害等級は5級が認定されました。弁護士は、妥当な後遺障害等級と判断し、保険会社との示談交渉に進みました。

示談交渉では、Aさんの将来介護費の有無が争点になりました。
後遺障害等級5級の認定があるからといって当然に将来介護費が認められるわけではなく、むしろ5級で将来介護費が認定されるケースは多くありません。
そこで、弁護士は、Aさんの記憶障害やコミュニケーション能力の低下によって日常生活の場面で具体的にどのような支障があるのか、それに対して家族や身近な人がどのようなサポートをしなければならないのかを詳しく主張立証しました。
その結果、保険会社は将来介護を認定し、最終的に7000万円以上の示談金で和解しました。

コメント

高次脳機能障害の後遺障害が残ったときは、後遺障害等級認定に当たって、通常よりも多くの書類を準備する必要があります。
また、書類の中身も適切なものになるように慎重に手続きを進める必要があります。
弁護士からは書類作成前に記載すべき事項の要点を示すとともに、出来上がった書類の記載内容について修正すべき点などがないか確認し手続きを進めることで、ご本人やご家族の方にスムーズに書類を収集いただけるようにしました。
これにより、5級の後遺障害が認定され、十分な示談金を得ることができました。

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