離婚慰謝料を支払うことを含む協議離婚が成立した事例
事案の概要
Aさん(妻)は専業主婦、Bさん(夫)は会社員でした。
Bさんは多忙で深夜まで働くことが多くありました。
あるときAさんは、Bさんの鞄の中に避妊具や性病の薬があることを発見しました。
Aさんが問い詰めると、Bさんは、不特定の女性と関係を持ったことを認めました。
Aさんは離婚する意思を固め、Bさんに申し入れました。
同時に離婚に付帯する諸条件について、当事務所に取りまとめを依頼しました。
解決までの流れ
当事務所は、Aさんの意向を踏まえて、子の親権者、養育費、面会交流、清算的財産分与、扶養的財産分与、離婚慰謝料、年金分割の内容をまとめていきました。
Bさんも離婚には同意しました。
ただ、Bさんは離婚慰謝料については金額が高額過ぎると難色を示しました。
これに対して、当事務所はBさんに対して、離婚原因はもっぱらBさんの不貞であることを力説して、こちらの要求通りの離婚慰謝料を呑んでもらいました。
こうして離婚協議がまとまり、強制執行認諾文言付きの公正証書を作成しました。
コメント
婚姻関係が破綻していること、その原因が自分にあることはBさんも分かっているようでした。
Bさんは感情的になることもなく、こちらが提示した離婚条件を、ほぼそのまま受け入れてくれました。