長期滞納していた債権者との間で任意整理を行なった事例
事案の概要
自営業で生計を立てていたAさんは、コロナの影響により収入が安定しなくなりました。
そのため、貸金業者1社への返済を滞納してしまうこととなりました。以降、長期間滞納し続けた結果、債権者から訴訟提起する旨の通知が届きました。
困ってしまったAさんは当事務所に相談されました。
解決までの流れ
コロナ禍が明けたこともありAさんの収入は安定しておりましたので、担当弁護士は任意整理での解決を図ることとしました。
コメント
長期滞納していたこと、督促の連絡を無視していたこと等を理由に、債権者との交渉は難航しましたが、担当弁護士は粘り強く交渉を続けました。
最終的に、負債約80万円について、将来利息無し、毎月約2.2万円の3年36回払いの条件で和解を取り交わすことができました。
なお、将来利息(約定利率)を負担しながら80万円の負債を月2.2万円弁済していった場合、延べ53回、利息込みで約116万円を支払って完済となります。
和解を取り交わすことで利息36万円を免れたことになります。
また、返済期間も短縮できておりますので、弁護士に任意整理の手続きを依頼することで得られる経済的利益はかなりのものとなります。