痴漢の疑いを掛けられた依頼者が、否認を貫いて不起訴になった事例

事案の概要

Aさん(男性)は、電車で通勤中、前に立っていたBさん(女性)から痴漢をしたと言われ、逮捕されてしまいました。
Aさんは、混んでいた電車内でBさんに接触してしまった可能性はあったものの、痴漢をした認識はありませんでした。
困ったAさんは、警察署内で接見に来た当事務所の弁護士に相談することにしました。

解決までの流れ

弁護士は、Aさんに対し、痴漢をしていないのであれば、それを貫き通すべきであること、していないことをしていたことにすれば、今考えているよりも大きな問題になってしまうことなどを丁寧に説明した上、まずはAさんの身柄を解放するために、Aさんの父親と職場の上司に連絡を取りました。
弁護士は、すぐにAさんの父親の身元引受書と意見書を作成し、検察官に提出したところ、Aさんは逮捕翌日に釈放されました。
Aさんは、Bさんと接触してしまった可能性があることは事実であるため、Bさんに謝罪したいとの意向を有していたことから、弁護士は、検察官からBさんの連絡先を聞き、Bさんと直接やり取りをしました。
弁護士は、Bさんに対し、Aさんは痴漢をしたことは否認しているが、身体が接触してしまった可能性があることについて謝罪をしたい意向を有していることを丁寧に説明し、示談を申し出ました。
Bさんは趣旨を理解し、示談に応じることにしました。
その後、Aさんは不起訴になりました。

コメント

狭い電車内で他人と身体が接触してしまうことはよくあることです。そのような時、些細なことで痴漢に間違えられてしまうケースは意外にもよくあることです。
そうした時、弁護士に相談することで、自身が置かれている状況を理解し、今後すべきことについて適切なアドバイスを受けることが可能になります。
Aさんは、当事務所に依頼することで、満足する結果を得ることができました。

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